ジャイロボールの投げ方の情報

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フォーシームジャイロとツーシームジャイロ

フォーシームジャイロとツーシームジャイロ

フォーシームジャイロは一般的な直球に近いボールの握りで放たれたジャイロボール。打者側から見た時に、ボールが対称面を向けて前進する。螺旋回転で前進するため、一般的な直球に比べて空気抵抗が少なく、リリースから捕手が捕球するまでの、初速と終速の差が非常に少ないのが特徴。実験によれば空気抵抗の内、粘性抵抗と呼ばれる後流の乱れが少なく、圧力の変化も滑らかである。縫い目の山に風が当たる事もなく、すり抜けるかのような風向である。初速と終速の差はわずか3~5%で、球速にして4、5km/h程度である(一般的な直球は10km/h前後の差が出る)。空気抵抗係数(CD値)は0.17で、現在知られている全ての球種の中で一番小さな数値です。バックスピンストレートのCD値は0.35であり、その差は約半分という事になる。よってバックスピンのストレートとはボールの軌道が異なり、かつ空気抵抗が少なく打者の予測より早くホームベース上に到達するため、打者はタイミングが掴みづらい。ツーシームジャイロは、ツーシームファストボールに近いボールの握りで放たれ、かつボールが非対称面を向けて前進する。一般的な直球と同程度の空気抵抗を受け、しかもマグヌス力が働かないため、直球に比べてホームベースへの到達時間が大幅に遅れ、打者に対していくら待ってもボールがやって来ない印象を与える。初速が150km/hの場合で、ツーシームジャイロの空気抵抗値はフォーシームジャイロの5倍に達する。空気抵抗係数(CD値)は非対称面で0.29。これはバックスピンストレートの0.35を下回る(1シームジャイロと呼ばれる巴型の模様が正面に見えると空気抵抗値は理論上、最大になる)。実験により、マウンドからホームベースの距離(18.44m)で、一般的な直球よりも43cm落ちるという結果が出ている。